人工股関節手術は、正式には人工股関節置換手術と呼ばれるものです。
股関節は、普段から体重を支える重要な関節で、ときには体重の数倍の力がかかるとも言われています。
そのためもあってか、特に老人になると、ちょっとしたことで骨折してしまうこともあります。
普段から歩行の要になっている部分ということもありますし、また、大きな血管が近くを通っているため、骨折により結構が悪くなり、折れてしまった大腿骨頭が壊死してしまうという危険性もあるため、緊急手術が必要になります。
若い人であれば、骨の接合手術が行なわれるのですが、骨の成長が遅い老人の場合、接合してもうまく再生しなかったり、再発も考えられることから、人工股関節置換手術が行なわれることが多いのです。
人工股関節手術数が多い病院が必ずしもよい病院とは限りませんが、人工股関節手術はさまざまな要素が複合的に関係してくることや、手術中の脱臼などのトラブルも多く、やはり人工股関節手術数の多い病院にお願いしたくなるのが人情かと思います。
朝日新聞社が2006年度の実績で手術数のランキングを行なっています。
それによると人工股関節手術数が最も多い病院は佐賀大学病院の615例となるようです。
続いて北海道恵庭市のえにわ病院、大阪市の富永病院といった順番になります。
手術する病院選びの参考にしてみるとよいでしょう。
人工股関節手術の手術には多額の費用がかかります。
また、手術後のリハビリまで含めると、入院期間も1ヶ月半から2ヶ月ほどになります。
しかし、人工物を使うとはいえ、保険診療の範囲内で全てが行えますので、自己負担は3割、で高額医療費の対象になってきますので、所得や手術の日程などにもよりますが、実質的な負担額は15万円から20万円程度でプラス入院時の部屋代や食事代といった範囲に収まると考えればよろしいでしょう
ただし、高額医療費の適用は申請して初めて可能になります。
病院側からも説明はあると思いますが、申請は少しだけややこしいので、分からないことは病院や市役所などに聞いて、無駄な費用がかからないように注意しましょう。