股関節の筋肉

股関節というのは屈伸の他にも、内外転、股の開閉など様々な動きの要になる組織です。
しかし、関節というのは、それ自体が動く仕組みを内包していません。
ロボットのように、関節部分にアクチュエーターのような動力が内蔵されているわけではなく、関節周辺の筋肉組織がぎゅっと収縮したり、弛緩したりすることにより、関節を軸として手や足が動く仕組みになっています。

屈伸に使われる筋肉は大腰筋や腸骨筋、大腿直筋、大臀筋、大腿二頭筋などですね。
足を閉じるのは内転筋、薄筋などで、足を開いたり足を内側にひねるのが中殿筋、小殿筋などになります。
外側にひねる筋肉が梨状筋、内閉鎖筋などです。

こういった筋肉に周りを完全に囲まれていることから、股関節は体の関節の中でも、特に外から触ることのできない関節となっているのですね。

股関節の筋肉痛

股関節の筋肉痛を訴える人がいますが、先ほども説明したように股関節はそれ自体は大腿骨と骨盤のつなぎ目ということに過ぎません。
「関節」が「筋肉痛」というのは、考えてみればかなり矛盾した言葉ということが言えるでしょう。

でも、実際に股関節に筋肉痛のような痛みを覚える人がいれば、それは別の病気の可能性もあります。

例えば、大腿骨頸部の骨折などもその可能性の一つに挙げられます。
骨折というと痛くて歩けないだろうと思う人もいるでしょうが、稀にひびが入った程度では、痛いものの無理すれば歩けるということもあります。

もちろん、そのまま放置してしまえば、関節が奇形になったり、壊死してしまったりして、歩けなくなったり、大きな手術が必要になってしまいます。
股関節に痛みを覚えたときには、きちんと判断して適切な処置を行ないましょう。

変形性股関節症と筋肉トレーニング

変形性股関節症の予防や、人工股関節置換術を行なった後のリハビリには筋肉トレーニングが重要になってきます。

普段はあまり意識はしませんが、例えば二足歩行ロボットを2本足で立たせるためには、常に足に一定のテンションを賭けておく必要があります。

人間の股関節は外に開いたり、前に曲がったり、ある程度の回転ができるなど、かなり自由に動かすことができるため、おもちゃの人形のように固定された関節と違い、そのままで立たせることは難しいのです。
つまり、人間はただ立っているだけでも、かなりの筋力が必要で、適度な筋力トレーニングを行なって、関節を自在に動かし、または直立した状態を維持できるようにしなければならないのです。


ページトップへ

フッターメニュー

Copyright © http://co-kansetsu.com/ All Rights Reserved.