股関節の音が気になっている人は意外と多いようです。
他の人に聞こえるほどの大きな音が鳴る場合は明らかに異常といえますが、歩いているとたまに「ポキッ」という感じで音が鳴る、違和感や痛みといえるほどのものはない、ということになると、なんだろう、と思いつつも医者に診断してもらうという気にもなりづらいものです。
特に、位置が位置だけに、病院に行って「見てもらう」のに抵抗がありますよね。
ただ、今までは鳴っていなかった股関節の音が聞こえ始めた、ということであれば、何らかの変化があった、あるいは、今までは発祥していなかった症状が出てきた、という可能性が濃厚です。
単純に股関節の音、というだけでは症状名を確定できませんが、よくあるのが、股関節脱臼の前兆か、股関節亜脱臼という状態になっていることです。
脱臼はさまざまな関節でなりますね。
子供などがよく肩を脱臼することがあり、痛くて痛くて見ていても辛いものですが、股関節脱臼もなると痛みを伴います。
ただ、亜脱臼と言われる、脱臼しかけ、ないしは脱臼した関節が中途半端に元に戻った状態であれば、さほど痛みがでない場合もあります。
この場合、歩くたびに関節が外れそうになっては、またはまるという状態を繰り返すことで、ポキポキとした音が鳴ることになります。
股関節の音が鳴るだけであれば、さほど不便がないため、忙しい人などついつい病院に行かないことも多いようです。
ただ、股関節亜脱臼は、脱臼に移行することもありますし、変形性股関節症という症状を誘発することがあります。
変形性股関節症は、関節の動きをよくするための軟骨がすり減ってしまい、動かすたびに痛みが出る症状です。
関節が正常にはまっている状態なら、急激に軟骨がすり減ってしまうということはあまり考えられませんが、亜脱臼の場合、本来は触れることのない部分が骨に触れてしまうため、普通では考えられないスピードで軟骨が減ってしまうことがあるのです。
股関節の音は痛みなどがないからといって放置せず、すぐに病院を受診しましょう。